小満の茶会

先日
お茶会を開催しました


昨年の当店1周年を記念して
開催予定でしたが中止となり
今回一年越しで
開催の運びとなりました


茶道をともに学ぶ仲間である
木工作家  辻有希さん
ガラス作家 西山雪さん
お二人にご協力をいただき

伝統から学びつつ
見立てで新しいものも取り入れ
茶道にあまり縁のない方にも
気兼ねなく愉しんでいただけるような
時間になることを大切にして
2020年秋から相談を重ねてきました




季節がめぐり
小満はいのちの息吹きが溢れるころ

緣 巡 円 環 ◯ 

おひさまの光
鳥や虫たちの声
草花たちの輝き
みなさまのお顔


よろこび  うれしさ  愉しさ が溢れ
とても素晴らしい時間を
共有できたことに
心より感謝いたします


お茶会はひらく側と
来ていただいたお客さま
みんなでつくる空間と時間
ということを改めて実感しました

関わってくださったみなさま
素晴らしい時間をありがとうございました






茶懐石

この土地の季節の恵みを活かし
今回のために二人に作っていただいた
ガラスと木のお皿一種類づつを
織り交ぜながらご提供しました



お食事のあとは
茶室にうつりまして
有希さん雪さんにお点前をお願いし
薄茶を

お菓子は摘みたてのたんぽぽから
 錦玉羹をこしらえ
当店の庭のイチイから作った菓子切りで
お召し上がりいただきました


菓子切り、お盆は辻有希さん作
茶碗は 西山雪さん作
その他道具 は店主私物 見立て




木工作家/辻有希
ガラス作家/西山雪
料理・菓子/五十嵐阿実

(写真5.7枚目 有希さん、10枚目 雪さん撮影)




お茶について


どうして当店にはお茶室があり
お茶会をひらいたかというと

この場所で活動を始める五年ほど前

好奇心の赴くまま
この十年ほどの間
仕事や表現方法の模索をしているうちに
それぞれの点が繋がっていき

わたしがお店というものをもち
繋げていきたいこと
共有していきたいことは
茶の湯の真髄 にあるものと
重なることに気がつきました


ただ一杯のお茶をいただくこと
ただお食事をするだけ
かもしれませんが

いろいろなことのある現代では
何かをしながら  ということも多く
意外と意識をしないと
出来ていなかったりします


いろいろなものを手放し
足元のものに目を向け
今  という時間を感じる
たったそれだけのこと です


開店から二年が経ち
みなさまのおかげで今があります

いつもお店でご予約をいただいて
提供しているお食事も
お茶に繋がることではありますが

今回初めて当店のお茶室もつかい
お茶を通して
みなさまと素晴らしい時間を
共有できたことは
感慨深く うれしい気持ちで
心がいっぱいです

今回のことをきっかけに
仲間とともに
更なる夢やたのしみもできました


今後、不定期ではありますが
当店主催のお茶会を開催予定です
どうぞそのときは
お越しいただければ幸いです




最後に

今回の茶会にあたり
貴重な時間の合間で
製作や相談にあててくださり

お茶会をともに作ってくれた
有希さん 雪さんのお二人に
心から感謝いたします



2022.06.06

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