二〇二一年二月十二日


新月
旧暦のお正月


晴れ
気温が上がり雪が溶け
春の兆しをすこし感じています。

 


本日はサビタさんにて ごはんの会 でした。

お越しいただいた皆さま、ありがとうございました。会にご協力いただきましたサビタのみなさんも、いつもありがとうございます。


朝サビタさん近くの桜の木を見ると、枝にかたい蕾をつけているのを見つけました。着実に春に向かってすすんでいますね。



ごはんの会
はじまりのお料理は
あたたかい卵とうふ
をお出ししております。


この季節の卵の話は
先日すこし書いたのですが
今日、「立春の卵は立つ」という中国の古い書物を元に約70年前、世界中の新聞で話題になる出来事があったことを知りました。


このことを調べているうちに実際に検証してみた中谷宇吉郎さんの『立春の卵』というお話に出会いました。


人は あり得ないということや、不可能と言われたことに対しては、挑戦をやめてしまうことが多い。でもそれって本当なのかな、と自分で試してみたり疑うことが大切だと思います。


いろいろな情報が行き交う中、盲目的になっていることがとても多くなっている現代なのでは、と自戒も含めて紹介します。


中谷宇吉郎さんは、雪の研究者で北大で世界で初めて人工雪を作った人として知られていますが随筆家として文章も多く書かれています。

このお話は、家族に卵を茹でさせて些細なことですぐを腹を立てて命令していたり、という前時代的な部分はありますが、とても面白かったです。



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 人間の眼に盲点があることは、誰でも知っている。しかし人類にも盲点があることは、余り人は知らないようである。卵が立たないと思うくらいの盲点は、大したことではない。しかしこれと同じようなことが、いろいろな方面にありそうである。そして人間の歴史が、そういうささいな盲点のために著しく左右されるようなこともありそうである。
『立春の卵』中谷宇吉郎 1947年


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中谷宇吉郎さんの『立春の卵』は
インターネット上で誰でも読める青空文庫でも読むことができますので、気になる方はよかったらどうぞ。


🥚平飼い有精卵
ファームアグリコラさん(当別)
@farm.agricola 
当店の卵は主にこちらを使用しております。

今日もありがとうございました。
明日も一日、無事にすごせますように。

2021.02.12
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