二〇二一年四月二十五日


穀雨

第十六候 霜止みて苗出ずる
(しもやみてなえいずる)


曇 雪 晴
寒くて天気がころころと変わる一日。
一時は吹雪いていました。

簾舞あたりはまだ
桜の蕾がかたく、カタクリやエンレイソウが見頃でコブシなどが少し咲き始めです。




わたしはこの七十二侯の言葉の響きも
とても好きです。

穀雨の頃は
五風十雨 という言葉がとても似合う時期で
七十二候の本などをみても、この頃に五風十雨が紹介されていたりしています。


札幌の中心部は春が早いですが
山に近づくとまだまだ寒くて
霜が止みそうにありません。

この侯の言葉が北海道で馴染むのは
あと二週間ほど先でしょうか。




今日は
お米の種まき
丈夫に育って実りますように
と願いを込めて
作業をしてきました。


種まきする前までにも
大切に手をかけられた
かわいい種籾たちです


わたしは今はお店の準備もあるため
全ての工程を作業できていませんが
近い将来にはしっかりと
お米作りをしたいと思っています



そして昨日は
藻岩山へ


わたしは近所の野原や街中でも
花壇や草むらの観察をしているので
よく怪しまれています。
山に行くと、同じような方が多くて
怪しまれないしうれしいです。

仕事や日々の隙間で
こういう時間を持つことで
新しい発見や学びが
たくさんあります。

街ではなかったりお店がないところを
何にもない
という言葉で表したりするのを聞きますが
何にもなく はないんですよね。


よく見ると
たくさんの豊かな生き物が息づいています。
そして自分も自然の一部。


何もない
と言って野原や山を
崩して埋め立てたり建物が立つ

その何もないと思っているところに
そこにしかない植物や生き物たちがいます


植物や生き物は
その土地を全て表している とも言います。


たくさんの命がめぐって
いま私たちは生きています。


どうか
この豊かでうつくしい循環が
この先も続きますように。


いつものカメラが壊れてしまいiPhoneで撮った写真だけですが、昨日と今日に出会った
うつくしいと思った景色の一部を共有させてください。


開店まであと少し
どうぞよろしくお願いします。


今日もありがとうございました。

明日も一日、無事にすごせますように。


おやすみなさい

2021.04.25
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