禾乃ち実る

二〇二二年九月二日

禾乃ち実る
こくもの すなわち みのる


晴れ

夏を感じるような晴れだけれど
外に出ると秋です

七十二候は
穀物が実りはじめる頃をあらわす
禾乃ち実る
になりました

稲刈りも月末に控えています


昨日は
とても心が豊かになる一日でしたので
日記のように綴りたいと思います

ご興味ある方は
お時間ある時にでも
ぜひ読んでいただけたらと思います


葉を摘んで下処理をしていた赤紫蘇で
お店の梅干のもみしそをせっせと作る
大きなボウルに山盛り2つと半分

今年は藤野のファーム伊達さんの赤紫蘇を
わけていただきました

数日前は蕾だったのに
ちいさくかわいい花が咲き始めている


もみしそを作ったあと
水で洗い流したけれど
手から香りが のぼってくる

目の前のことに心を向けて作っていると
ほんの少し自分の手が輝いてみえる気がする


土まみれの手
あかぎれの手
日に焼けた手
色に染まる手


今までに出会った
うつくしい はたらく人の手
それは
ただの見た目のきれいさとは別だ

そんな手に
いつか私もなれるだろうか


「10本の指は黄金の山」
と言い 笹餅を作る操さんのように
いつかわたしも近づけるだろうか


もみしその他に
赤紫蘇のシロップを作った
今までとはちがう
とてもきれいな色に仕上がった

昨年はお店で
紫蘇のシロップと
完熟梅のピュレで氷菓を作ったのでした

今年は何かの機会で
みなさまにおたのしみいただけるよう
少しの間 寝かせておこう


このシロップを作った時に
色と香りをいただいて絞った紫蘇の葉は
すこしきざんで醤油につけておくと
最後まで無駄なくいただけて
ご飯のお供になるし、とてもおいしい

ここまで一気に作って
少し休憩


外に出てそらを見上げたら
雲の形がポップコーンみたいで
かわいくて おもしろい

カメラを撮りにいって戻ったら
雲の形が変わっていた

けど、このかたちも
お魚のようだし きれい
とっても きもちのいい青空


長年一緒にいるパートナーに
雲がすきなんだねぇ
と、いま知ったかのように言われた

雲や空
同じかたちや色には
もう二度とならなくて
もう二度と出会えない

当たり前のことなんだけど
当たり前ではない このことに
いつも気がつく心でありたいと思う


お昼


以前に友人からいただいた
長崎の手延べうどんをゆがいて
残り物や常備菜など
あるものをたくさんのせた うどん
自家製の梅漬けと
さっき作った紫蘇の醤油漬けも一緒に(右上)


友人家族の笑顔がうかび
離れた地のこのうどんを
わざわざ購入している理由がわかった

おいしくて うれしいお昼ご飯


午後


お茶を作る

実験で水出ししてしていたお茶をいただく



仕事がおわったあと
畑や近所をすこしだけ散歩

久々に行けた場所は
季節が一気にすすみ景色も変わっていて
うれしい収穫もあった


夜に たのしみにしている
予定があるので帰宅して
すこしだけ急いで早めの夕ご飯を作る
・空芯菜の炒め物
・お豆腐と卵のいためもの
・茄子と玉ねぎ 揚げのお味噌汁 
・炊き立てご飯

お味噌汁は
赤味噌を多めに米味噌も
吸い口として採れたての茗荷と
炒りごまをいれたら
とってもおいしかった



orbe × Meadow TOUR「遠い声」
渡辺淳一文学館


お店でCDのお取り扱いを始め
何度かご紹介していたorbe
北海道でツアーがあり
札幌で聴けるこの日を
ずっと楽しみにしていました


素晴らしい という言葉では
足りなくて 
自然と涙が何度も溢れてくる
演奏会でした

たくさんの人と
この素晴らしい時間
音楽を共有できたことも
とてもとてもうれしかったです


いろいろなことが本当にあるけれど
さまざまな いのちとともに
同じ時代を生きている
このしあわせに心から感謝します

言葉にするのが勿体ない
いとおしく あっという間の時間でした


まっすぐ帰るのがもったいなく
公園を散歩していると
出会ったキタキツネ
木の香り
秋のひんやりした風

一人で歩いてる人
自転車に乗る人
たのしそうにしている人たち


すべてが佳かった







今日の演奏会の余韻を心に残したまま
寝室で静かに本を読んでいる深夜

眠りにつこうと
ふと隣を見ると
愛猫がいつものように寝ていて
その奥には猫と同じような顔で寝ている家族

ふっと笑いが溢れてしまい
猫が目を覚まし 毛繕いを始めた

家族の寝息
猫の毛繕い
時計の針


心地いい音だった







ある時から、わたしは毎日
今日が最後の日であってもいいと
思ってすごしている

まだまだ
人との約束や
やり残していること
やりたいことはたくさんあるから

その時がくるまでは
たくさん笑い、泣いて
今をたくさん感じて生きていこうと思う


どんな日であっても
毎日ありがたいなと感じられる心で
いつまでもありたい





とても長くなりましたが
大切な日になったので
日記のように綴ってみました


お店は営業していませんが
こんな形で
仕事と日常の境目があまりなく
日々生きています


今日も一日、
無事にすごせますように


2022.09.03








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