七夕 / 立秋 / 涼風至る


二〇二二年八月七日

立秋

涼風至る
すずかぜいたる

七夕
北海道は今日でした



晴れ

風がもう涼しくて
夏の盛りがすぎた気配

草むらを歩くと足元から
こおろぎの鳴き声もきこえます

日々は儚く
どんなことがあったって
毎日しっかり
今を感じるようにしています



休業のお知らせをしてから
お店と私たちのことを案じてくださったり
あたたかいお言葉や
ご連絡をいただいたり
心を寄せてくださったりと
本当にありがとうございます

力をいただいています


わからないことも
たくさんありますが
これも学びであり
与えられた必要な機会と捉えています


もう少し整理がついて
いずれ時が来たら
お話しできるようになったり
何かの時に
みなさまのお力をいただくことが
もしかしたらあるかもしれません

その時にはよかったら
すこしだけ気に留めていただけましたら
うれしいです

今回のことを通し
みなさまにとっても
何か糧となるものとして
お渡しできるよう
活かしていきたいと思います


これから書くことは
長年思っていることですが
いま改めて
ここに書き留めておきたくなったことです



人間は悲しくて
愚かなことをたくさんしてきたけれど
人間にしかできない
素晴らしいこともたくさんあります

その人間にしかできないことは
その技術や力をつかって
他の生き物や誰かに対し
驕(おご)りたかぶることでもなく

人間だけにとって
都合のいいことをするためでも
ないと思っています


そのことを店主である
わたしは
生涯を通して
信じているし
貫いていきたいことです



地球は 生き物たちは
さまざまな形で教えてくれています

原爆により
生命が絶えたと思われた地に
翌年の春には
スギナが生えてきたそうです


スギナは邪魔ものにされることが多いですが
口にすることもできて
民間薬としても
わたしたちの国では長い間
いただいてきました


いまは要らないもの
無駄なものとしてしまっているものに
これから先 ほんとうに
お世話になることがあるかもしれません

少し話が逸れましたが

なにかを始めるのには
どんなに遅いことはなく
どんなに小さくたって
やらないよりは大きな一歩です

こどもたちからも
たくさん教えてもらいました


この同じ時代に生きているわたしたち
どんな未来にするかは
わたしたちの手の中にあると
おもいませんか




おおきなめぐりのなかにいる
わたしたち

しずかな水面(みなも)に
一粒の雨が
輪をえがく

その輪は次第に
おおきくひろがってゆく






今朝会った友人が
焼きたてのおやつと一緒に
摘んで贈ってくれた笹


七夕ということを
わたしはすっかり忘れていましたが
また会えたことに感謝をして
ひとつ約束をしました

そして大きな願いは
七夕に限らず ずっと同じ

争いがなく
全ての人が
他者の言葉や行動に脅かされず
この星に住む
さまざまな生き物と一緒に
穏やかに暮らせるようになりますように


寒暖差もありますし
さまざまなことで
体調を崩しやすくなっている時です

みなさま
心身ともにいたわって
健やかにすごせることを
心から祈っております

書いているうちに
日付を跨いでしまいましたが

明日も一日、
無事にすごせますように

2022.08.07



今回の文章を
書いていたら
この曲が浮かんできて
聴きながら書いていました

個人的にもお店としても
共鳴するものを感じ
先日 こちらのorveの CDのお取り扱いを
当店でも始めさせてもらいました

この素晴らしい音楽が
多くの方へ届きますように

9月は北海道でも
ライブがあり
とてもたのしみにしています



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